こんにちは。広です。
今日、何気なく買い物をしていた時の事ですが、その時店内でフッとこの曲が流れて来ました。
「さよならはエモーション」サカナクション
な、懐かしい
サカナクション、すごく好きなのですが、最近すっかり心の引き出しの中だったのでした。
流れていく歌があっという間に情動を捉えて行く感覚。
意識は過去へ、肉体は現在にという感覚にぼーっと過去の記憶をなぞっていました。
かれこれ10年くらい経ち、再びこの曲を聴いてみると、
それはまさにエモーション。
当時からサカナクション自体がエモーション(エモいというやつですね)だと思っていたけれど、
は、、、魚自体がヘブライ語で“ヌン“。
“ヌン“は水の元素、即ち情動(エモーション)を象徴するのです。
タロットで照応するところの13.死神のパス。


時を超えて深いところから呼びかけを聞いたようでした。
あー・・・だから、サカナクションさん達はちゃんと感情揺さぶるよって最初から公言してたんですね。(してないしてない笑)
さて、ヌンのパスとは生命の樹のティファレントとネツァクを繋ぐパス。
均衡を崩して情動へと向かう場所でもあります。
そこは落差あるものへ向かって感情が動いて行くところ。
人は感情を持っているから、どうしても感情が赴く方へと意識は拡張・分散されて行きます。
けれど、それと同時に、物質の星地球の定めは時間と死が必ずその門で見張っています。
生まれる事とは即ち死への道を歩み始めるという事であり、
永遠かのように見えるどんな事物に於いても、終わりは必ずやってくるものなのです。
また、占星術との対応では蠍座です。
それは死と変容を象徴するサインです。
死神によって刈り取られた物質ないしは自我は、初期の段階では只々苦しく自己崩壊とも言える状態を見せるでしょう。
けれど、人はそこからいつしか立ち上がり、変化と協調して行く道を探し始めます。
そして、変化を受け入れた人は、苦しい自我の死を新たな気付きへと解消していき、再び均衡・調和の取れた意識へと戻って行くのです。
さて、そのように見ていくと、
さよならはエモーション
であり、
エモーションにはさよならがある
でしょうか。
この歌の歌詞の最後に、
“さよなら 僕は夜を乗りこなす
ずっと涙をこらえ
忘れてた事いつか見つけ出す
ずっと深い霧を抜け“
とあります。
それは、感情・情動のネツァクへと均衡を崩して行った後の
再び均衡へと戻っていく、その癒しであり自然のサイクルを仄めかしているように思えます。
私たちは、どんなに感情が苦しくてもうだめだと思っても、
本当は何も失っていないのですね。
失ったのは古い自我なのです。社会での、自分が決めた仮面や鎧だけなのです。
なんだか少し重いお話になってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。
本日もよき1日をお過ごしください!