こんにちは。木曜担当の西洋占星術・タロット広です。
いつも道しるべをご愛顧頂きありがとうございます。
* * * * * * * * * * * * *
さて、私事ながら最近話題となった映画リトル・マーメイドを観に行って来ました。
ついつい仕事柄?性格柄でしょうか、公開日や時間・主演俳優・内容に至るまで数字や惑星と重ねて見てしまいます。
アリエル、とっても可愛かったですね。
映画全体の主題はやはり海王星。
境界線を無くして人々の理想を拡げて行きたい海王星と、そのサインの魚座の出来事の数々。
そして魚座は海王星と木星のダブルの支配星を持つサイン。
その両方がしっかりと表現されていましたね。
そして主役のアリエル。
アリエルは本当に驚くほどに魚座の初期度数を体現した人物でした。
個人天体かAscをそこに持つ人の特徴がとてもよく現れていて、思わず唸ってしましました。
アリエルは、固定観念に縛られず、純粋な目で物事の価値を見極められる方ですね。
芸術的な面や世の中に尽くす上での審美眼を持っている人物。
元々人魚姫の童話のラストは、王子様を刺す事が出来ず、自ら泡になって天に昇るお話でした。そこでも海王星・魚座で、どこまでも受け入れ、境界線を無くして、記憶を無くして無に帰して行く象徴で描かれていますよね。
しかし、ディズニー映画でのラストは、催眠術から自己を取り戻して、少しばかり取っ組み合いをして自我を掴み取るシーンがあるのです。アンデルセン童話には無いその行動はまさに火星。
そして可能性を拡げ、次のステージに立つのです。2巡目の牡羊座に立つのです。
このディズニー映画のプリンセスの真骨頂である自我に目覚める姿がこの作品でも描かれています。
そこで気になったのでが、主演のハリー・ベイリーさん。
何故だかとても火星を感じてしまいます。
出生時間はわからないので、出生日のみで見てみましたところ、
ディグニティーはデトリメントなのですが、人生の上で大切な位置に火星があるのです。
デトリメントの牡牛座の火星だからこそ、芸術や感性の面で、粘り強く積み上げて来たとも取れますよね。そもそもこの火星は海王星や木星とも強力なアスペクトがあり、位置的にも際限なく広がっていく、本人の生きる動機ともなるものです。
そしてそれは無自覚な才能でもあるのようです。
更にこの火星をここのところ数年に渡って刺激し、発動させているのが見て取れます。
出生時間がわからないので確証はないのですが、恐らくこの方は、火星がAscまたは MCの支配星となる時間、アトランタの現地時間で言えば、7:30または22:30あたりのお生まれではないかと推測してしまいます。
また、ハリーベイリーさんの持ち前の運の良さとの連動(同時にとても努力家でもあります)も素晴らしいですね。これからの更なる活躍が想像出来ます。
そんなハリーベイリーさんの魅力が合わさり、ただただ魚座・海王星的なカップのペイジのアリエルに火星が加わった現代のアリエルが、ペイジ→ナイト→クイーンへと成長して行く様を見れたような気がした映画でした。
余談ですが、私は主演のアリエルよりも、ハビエル・バルデム演じるトリトン王のソードのキングな一面の姿に泣けました。。
父親というものは、どんなに海王星(まさにトリトン王)な人物でも、ソードのキングになる時が必ずあるものなのだなあ、と感慨深く思いました。
いえいえ、誰の中にもワンド、カップ、ソード、ペンタクルの全ての要素があるのですよね。
本当にこの世の中はどこまでも深く美しいですよね。
* * * * * * * * * * * * * *
長くなりましたが、
占星術もタロットも、日常の様々な所に繋がっています。
そして、日常の様々な所に、色々な可能性を秘める兆しが存在しています。
そんな日常の1コマから、大きな決断の時に至るまで、
その物事の奥にあるものを是非ご一緒に考えて行きませんか。
皆様のお越しをお待ちしております。